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- 出版社/メーカー: ケンメディア
- 発売日: 2008/10/31
- メディア: DVD
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ガチ戦記を期待していたら空ぶった感じ。
割とヒューマンドラマ?
一回見た限りではいい評価が出来ない。
長いので以下折りたたみ。
●DVD商品として不満だった部分
・箱には16:9と書いてあるのに、どう見ても左右カットの4:3です。
ところどころキャラの顔が切れてて見苦しいです。
・なんか喋ってるのに字幕が付いてないんで意味が取れないところがあります。
・資料とかがまったく付いておらず、解説も不親切です。
どの役を誰がやってるかの対応くらい載せて欲しかったです。
タダでさえキャラがわかりづらいのに。
●作品として不満だった部分
・ただでさえ似たような顔・髪型の重装備なんでキャラの見分けが付かない。
「リアル描写」が売りの作品なんで、仕方ないと言えば仕方ないんですがー。
キャラの名前と顔と階級がおおむね理解できたのが、作品始まって90分くらい経ってからでした。
・なんか煮え切らない。
ハラー大尉あたりを悪役にしたいってのはわかるんですが、
主人公を善玉として書きたいのか、戦争と言う状況の犠牲者にしたいのかが、イマイチわからず。
病院のくだりとかは、主人公が正義漢っぽく描かれているんですが、どうも主人公のやってることが普通に悪いだろ、と。
別に善玉にはしてないのかな。ハラーの悪役要素が強すぎて、主人公が善玉に「見えてしまう」だけなのか。
あとまあ、なんか鬱屈してるというか自虐的な印象が。
ドイツ統一直後の作品として、ドイツ軍を有能には描く事が出来なかったのかなあ、とか。
そもそもスターリングラード攻防戦はドイツから見ると「大失敗」だったので、
フォロー不可能なのかもしれませんが。
●疑問点
・歩兵と戦車の戦いのシーン。
よたよた逃げる歩兵をキャタピラで轢こうと延々おいかけてるロシアの戦車が居ますが、
ああいうことホントにやったんでしょうか。
タコツボあるのわかってるんだし、危ないと思うんですが……。
・脱走から戻ってきたとき、残っていた部下達が、脱走前と同じ場所に居たように見えましたが、
上官ロストによる配属変更とか、部隊の移動とか無かったんでしょうか。
●良かった点
・戦車につかまって暖を取りつつ移動するロシア兵さんたちが見られた。
・工場攻略戦の混乱した戦場っぷりは、さすが「リアルな戦場描写」と評価を受けるだけはあった。
・その後、立てこもっているあいだのドイツ兵たちのやり取りは、なかなか身に沁みました。
あと、部隊がどういう風に展開して、どう動いているのか等々、
いろいろ掴みづらいところが多かったですね。
解説してるサイトを探してるんですが、どうも見あたらず。
せめて登場人物たちの指揮系統図だけでも知りたい……。
それがわかるとだいぶ違う気がする。
何回か見直したらわかるのかもしれませんので、間をおいて見てみますか……。