4年越し!
テストシナリオなどに関わり、いくつか感じたことを覚書しておきます。


SRCで、GSCベースのデータを用いた場合、
戦闘に大きく3つの段階があると感じました。
特に等身大で顕著です。

1:Lv1〜15の段階
   SPや能力がそろっておらず、試行錯誤する段階です。
   格闘・射撃の値が低く、熱血等のSPも所持者が多くないため、
   あまり大きなダメージは叩き出せません。
   逆に敵側も、武装の威力が全体的に低く、
   こちらが即死するようなことは少ないです。
2:Lv16〜33の段階
   SPや能力が出揃ってきます。
   多くのユニットが最大の能力を発揮するようになり、
   出るダメージも一万を超えるようになってきます。
   敵側も火力が上がり始め、弱いユニットの一撃死が出始めます。
3:Lv34〜の段階
   魂の取得や2回行動が始まり、インフレした能力の応酬が始まります。
   一撃で与えるダメージが2万を超えるようになり、
   味方が1ターンで与えるダメージの総計が10万を超えるほどにもなります。
   威力1000程度の軽消費武装の与えるダメージも馬鹿にならなくなります。
   敵側の火力も大きくなり、雑魚を味方と同ランクで配置すると
   「一撃でやるかやられるか」なデッドリーな雑魚戦になります。


同じキャラクターを使っていても、
段階1と段階3ではまるで違ったゲームに見えてきます。
無限ダンジョン等ならば、さらに段階4〜もあるのでしょう。


ここから個人的感想。
シナリオ界隈では段階3以降が「バランスが悪い」と嫌われがちですが、
あのインフレ度合いは好きなんですよね。
第2段階で完成を見た自軍のパターンが、
一度崩れて再構成をはじめる感じがして。
自作の『天魔召喚』なんかでもやりましたが、
インフレし始めて「もうだめだ」となるあたりで
完結するってのが一番好きな展開ですよ。
そういう意味で、第3段階に到達するシナリオが増えるといいなあと。
(いきなり第3段階じゃなくて、せめて第2段階から順を追って進む形式で)


SRPGWはLv30〜35くらいで完結するよう目論んでいたんですが、
当時も直感的にこのへんのバランスを感じていたんでしょうね。
……いや、過去形じゃなくて、完結するまで持っては行きたいんですが。