残酷な神が支配する1 萩尾望都

残酷な神が支配する (1) (小学館文庫)

残酷な神が支配する (1) (小学館文庫)

名前は当然知っていたものの、なんだかんだで読んでいなかった作品。
とりあえずは大本のコミックス版の1巻。
百億の昼と千億の夜」的なオカルトSFロマンだと思い込んでいたら全然違った。
反吐が出そうな腐れ外道と、意志薄弱な母親に翻弄される、あわれな美少年の話。
……今はまだ。これ、絶対このままでは終わらないよな。
「少年の痛快反撃ストーリー」にもならないだろうなあ……ジャンルがサスペンスだし。
こんなのが17巻まで出てるんだぜ…… こういう方向の暗さはいやだ……。
と思いつつも、続きが気になるパワーはすごい。さすが。
ナチュラルにセイラムとかが舞台になってるので、
痛快オカルトアクションに突入してくれるのではないかという淡い期待を込めて
読みすすめるかー。