横浜 日本新聞博物館

ユーラシア文化館のお隣は、日本新聞博物館でした。
せっかくなのでふらふらと入ってみましたが、
これがなかなかエンターテイメント。
まずは圧巻、巨大な印刷機がお迎えしてくれました。
http://newspark.jp/newspark/
別のマスコミ関係の施設と共存しているため、
縦三つくらいのフロアに別れ、
それぞれ企画展、歴史ゾーン、現代ゾーンが展開されます。
企画ゾーンでは「一枚マンガのいきもの地球展」などやっていましたが、
正直どうでもよろしい感じで。
ステロな反戦モノから、なかなか唸らされる逸品までありましたが、
もう覚えちゃいねえ。


歴史ゾーンは明治時代の新聞のあけぼのから、
大正時代に政権をひっくり返した新聞の(彼ら的に)黄金時代、
検閲を受けたという建前のもと
何書いてたか見せない程度に短く切り上げられた大戦時代
などなどを紹介しつつ、
その時代の機械等をかなり丁寧に見せてくれていました。
またその時代その時代のCMや、
各時代を彩ったスクープ記事なども要所に展示され、
当時の世相というものを実によく見せてくれました。
正直、マスコミさんはあんまり好きじゃないのですけど、
わかりやすく、理解しやすく、格好よくまとめられた展示は、
さすが「情報を説明するもの」の最前線が作ったものだと感心しました。


セピア色の歴史ゾーンからうって変わって、
現代ゾーンは色鮮やかな写真に彩られた「新聞社の今」を映し出していました。
各部署がどんな体制で、何をやっているかが、
鮮烈な写真と、よくまとまった文章で表され、
「おお、すごい事やってる」とついつい思ってしまいます。
なるほど、航空部とかあるんですねえ。
事件・災害で飛んでるのは、この人たちなのか。
ドン、と使っていた航空機一台置かれたら、もう忘れられない。
すごい説得力だ。


ああもう、目的の展示の何倍の感想書いてるんだよ。
スゲー敗北感。
今日、この感想書くにあたって、サイトを確認したんだけど、
新聞博物館は他を圧倒する充実度合い。
卒がねえ〜〜。