エチエンヌ・シリーズ01 

「アンチキリストシンフォニー」というタイトルに惹かれて手にとってみましたが、予想以上に「悪魔」を主人公とした話でした。ただ、悪としての悪魔じゃなくて、魔界の王子様、的なあつかい。ほかの神話の神々を「トトおじさん」などと呼んで知り合いっぽいのがいいね。
BLが根底にある作品なのですが、登場する女性陣も魅力的。「アメン・ラーの指輪」編に登場するエジプトのアン王女(ただしミイラ)は、アクション満載の本編の展開とあいまって、大変魅力的でした。  ロンドンの博物館に運び込まれて「ここは北方の野蛮人の国?」とか言ってる時代ギャップが面白い。