国立科学博物館『空と宇宙展』

http://www.kahaku.go.jp/

はやぶさ」と「イカロス」の展示がされているというので行って来ました。明治からの日本航空史展でもあったのですが、実際に見た「はやぶさ」の意外な大きさと、「イカロス」の翼に感動してしまい、航空史のほうは全部忘れた感じ。あ、ちなみに音声ガイドが「有名声優による」とされてたので誰かと思えばカミーユの人でした。


はやぶさは、(ネット上の少女のイメージもあって)なんとなく冷蔵庫くらいのものを想像してたんですが、でかかった。小さな倉庫くらいありました。案外マッシヴ。イオンエンジンが微妙に違う角度で取り付けられてるのとか、よく見えました。ミネルバさんのラストショットに写されていた太陽電池パネルの模様はあそこかー なんて妙な感慨にひたれたりも。


そのミネルバさんの同型機も展示されていたのですが、小さくて可愛かったです。両手で持てちゃうサイズ。地球の重力では微動だにできない非力さもえ。


そしてイカロス。昔学研漫画で「太陽帆船」なるものを目にし、夢を膨らませてた私にとって、イカロスはまさにその実現です。1/4でさえ、博物館の高い壁一面を占有するでかさ。なるほどこれなら推進力をゲットできるかも。宇宙空間で翼を展開する様を自己撮影してたわけですが、会場のテレビでその模様を流してたりして……。宇宙空間で、写真撮影っていう日常的な行為ってのが、なんか不思議な感覚でした。


知り合いの、SF方面の人と一緒に行ったんですが、彼も色々高ぶるものがあったようです。うーん、私にとっても素晴らしい経験でした。